PPIDを利用した広告配信へ。注目されるファーストパーティデータ

PPIDを利用した広告配信へ。注目されるファーストパーティデータ

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2021年3月、Googleは、パブリッシャー指定の識別子(PPID)を利用した新たなCookieレス広告の仕組みを構築していることを発表しました。プライバシー保護を優先しながら、パーソナライズされた広告を配信できる方法をテストしています。

PPIDとは?

PPIDとは、Parent Process IDの略で、パブリッシャーがユーザーに割り当てる識別子(ID)のことを指します。パブリッシャーは通常、ファーストパーティCookieやログインIDを使ってユーザーにPPIDを割り当てることができます。GoogleはChromeのサードパーティCookieのサポートを2022年までに廃止する方針と発表していますが、ファーストパーティCookieを使用するPPIDであれば、広告配信に問題なく使用することができるのです。そのため、Webマーケティングにおいて、ファーストパーティデータの蓄積・増強が今まで以上に注目されています。

アドマネージャー経由でPPIDの利用が可能に

ブラウザ Cookieやデバイス ID などが1つのデバイスのみに対応するのに対し、PPID は、複数のデバイスで 1人のユーザーを識別することが可能です。これまでPPIDはパブリッシャーと広告購入者との直接取引でしか使われてきませんでした。しかし今回の発表により、PPIDをアドマネージャー経由で公開オークションを含む全てのプログラマティック取引において利用可能になることがわかりました。パブリッシャーはユーザーにPPIDを割り当て、暗号化されたPPIDをアドマネージャー経由で選択した広告購入者に送ることが可能になります。暗号化されたデータであるため広告購入者は特定のユーザーについての興味・関心を知ることは不可能ですが、「ユーザーが頻繁に訪れているウェブサイトのカテゴリをもとに、広告出稿先の判断ができるようになります。

PPID活用の問題点

ファーストパーティーデータを利用するPPIDは一般的にオーディエンスの多い、大規模なパブリッシャーでは非常に有効に活用できます。しかし、規模の小さなパブリッシャーではリソースが足らずにうまく機能しないという指摘もあります。これを踏まえ、Googleは、今後あらゆる規模のパブリッシャーがファーストパーティデータを簡単に利用できるための新機能のテストを行っているとのことです。

まとめ

PPIDの広告配信への活用方法や、ファーストパーティデータの蓄積については、今後様々な研究が重ねられ、ますます注目度が高まっていきそうです。