定期的に過去記事をリライトすることはSEO対策において重要です。また、リライトを行う際は、その時期と、ページの選定方法について意識する必要があると前回のブログでお伝えしました。しかし、過去記事のリライトを行っても、そのやり方を間違えると逆効果にもなりかねません。今回は、リライトにおける注意点についてお伝えします。
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リライトにおける注意点~やってはいけないリライト~
リライトをする上での注意点を、やってはいけないこととやるべきことに分けて見ていきましょう。
やってはいけないリライト①すでに検索上位のサイトを大幅にリライトしすぎてしまう
やってはいけないリライトの1つ目は、すでに検索結果で上位のページを大幅にリライトすることです。公開済みの記事ですでに上位表示されているページは、すなわち、現状ユーザーにとって有益なコンテンツだと評価されているページです。上位表示の目安は2位~4位ほどです。この位置に表示されているページは、リライトすることで逆に検索結果順位を下げてしまうリスクがありますので注意が必要です。 ただし、コンテンツの内容が古くなっていたり、不正確な情報が掲載されている場合は、正しい情報にリライトする必要があります。また、前回のブログでお伝えしたように、インプレッションは多く、検索順位もある程度上位に表示されているのにクリック率が低いページはリライトの対象になります。検索上位にある記事をリライトする際には、評価されているであろうポイントを残しつつ改善し、大幅な変更を加えすぎないように気をつけましょう。
やってはいけないリライト②リライトにより重複コンテンツを作成してしまう
やってはいけないリライトの2つ目は、リライトすることによって重複コンテンツを作成してしまうことです。重複コンテンツ、つまり同じような内容が書いてあるページが複数あると、検索エンジンによりペナルティを課せられる可能性があります。 重複コンテンツを回避するためには、元の文章の意味を理解し、自身の独自の言葉で表現しなければなりません。また、文章の構成や表現方法を変えることも重要です。 重複コンテンツを回避し、オリジナルなコンテンツを提供することが、サイトの品質向上につながるため、注意して行いましょう。
リライトにおける注意点~やるべきリライト~
次に、やるべきリライトについて見ていきましょう。
やるべきリライト① 不要なコンテンツを削除する
SEO効果上げるためのリライトは、公開済みのコンテンツの改善を目指すものであり、単に記事を書き直すということではありません。そのため、コンテンツの重複を防ぐために不要なコンテンツを削除することも有効なリライトのひとつです。 単にコンテンツを増やすのではなく、サイト内の他ページと重複している内容がないかなどをチェックし、ユーザーが必要としていない情報を削除しましょう。重複コンテンツを削除することは、SEOの観点からも重要ですが、それだけでなく、ユーザビリティの面でも良い効果を生みます。無駄な情報や重複したコンテンツは、ユーザーにとってもわかりにくいものとなり、離脱率が上がるなど、サイト全体の価値が下がってしまう可能性ががります。不要なコンテンツを削除することで、シンプルでわかりやすい、よりユーザビリティの高いコンテンツを提供することができます。
やるべきリライト②記事内容の伝わりやすさを意識する
よく読めばとても役に立つ、良い内容のコンテンツでも、記事内容が難しく伝わりにくければユーザーの離脱を招いてしまいます。そのため、記事内容の伝わりやすさは重要です。リライトの際には、わかりやすさを意識したリライトが必要です。たとえば、「適度に画像を挿入する」「専門用語などの難しい言葉を言い換える」「例を挙げて説明する」「数字を交えて説明する」「適切に改行を行う」などが効果的です。せっかく良い内容の記事を書いても、伝わりにくいことでユーザーが離脱してしまうのはもったいないことです。常にユーザーにとってわかりやすい記事を意識してリライトすると良いでしょう。
やるべきリライト③リライト後もアクセス分析などによる効果検証を定期的に行う
記事をリライトしたら、そこで終わることなく、しっかりとアクセス分析を行うことも大切です。アクセス分析では、リライト前後の記事のViewや滞在時間、コンバージョン率などを見て、元の記事とリライト後の記事の変化を確認しましょう。 また、リライト後の記事の検索結果の順位も確認しましょう。リライト後の記事が上位表示されれば、多くのユーザーにアクセスされます。どのようなリライトがどのような効果を生んだのか、適宜確認し次の施策に活かしていくことが大切です。
まとめ
リライトはただ書き換えただけではSEO効果を生むどころか、逆効果になることもあり得ます。目的をはっきりさせて、また、リライト実施後の効果検証を適宜行うことで、コンテンツをより良いものにしていくことができるのです。
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