現在多くのメディアに活用されているネイティブ広告。「とりもち」のようなレコメンドウィジェットだけでなく、ネイティブ広告にもさまざまな種類があることを知っていますか?今回は、それぞれのネイティブ広告の特徴とメリットについて解説します。
こちらもオススメ
- Cookie規制でWebマーケティングはどうなる?とるべき対策とは
- クッキーレス時代に向けて。ファースト、セカンド、サードパーティデータの違いを押さえよう
- オウンドメディア運用で失敗しないために。運用体制を整えよう
ネイティブ広告とはどんな広告のこと?
ネイティブ広告には下記のような特徴があります。 ・デザインや内容、フォーマットがメディアの持つ記事コンテンツと一体化している ・ユーザーの情報利用体験を妨げない広告 ネイティブ広告には、SNSなどで活用されているインフィード型や、検索連動型などさまざまな種類のものがあります。それぞれの特徴について見ていきましょう。
ネイティブ広告の種類①インフィード型
インフィード型は、フィード(=タイムライン)に投稿と並べて表示される広告のことを 指します。FacebookやTwitterなどのSNSや、スマートニュースなどのニュースサイトなどで活用されています。インフィード型の広告の見た目はメディアの提供するコンテンツと似ており、広告エリアには「PR」や「広告」と表記されています インフィード型は、コンテンツとコンテンツの間に表示されるため、ユーザーの目に留まりやすいといったメリットがあります。また、コンテンツとの親和性が高いため、比較的CTR(クリック率)が高いとも言えます。
ネイティブ広告の種類②ペイドサーチ型
ペイドサーチ型は、検索エンジンで検索をした際に上部や下部、右位置などに表示される広告です。リスティング広告のひとつで検索連動型広告とも呼ばれます。広告主側で、どのようなキーワードに広告を表示させるかを指定することができるため、特定の興味を持っているユーザーに絞って広告表示できるというメリットがあります。また、クリックされるまで費用が発生しない点や、クリック単価・予算上限なども設定できるため、広告主側としては広告コストを管理しやすいという点もメリットです。
ネイティブ広告の種類③レコメンドウィジェット型
レコメンドウィジェット型は、記事コンテンツの下部に「こちらもオススメ」「この記事を読んだ人はこちらも読んでいます」「関連記事」などと掲載されている広告です。「とりもち」もレコメンドウィジェット型です。広告のみのウィジェットもありますが、とりもちを含めほとんどの場合、メディアのコンテンツと並列で広告を配置しています。記事を読み終わったところに広告があるため、記事を最後まで読んだ、質の高いユーザーに広告を表示できるメリットがあります。 レコメンドウィジェット型は、基本的に「おすすめ」のコンテンツを表示するものなので、あまりにも記事コンテンツとかけ離れたものがウィジェット内にあると、ユーザー体験を妨げてしまいます。「とりもち」では、記事のテキストをもとに独自のコンテンツネットワークを形成し、親和性の高い記事をレコメンドウィジェットに表示させています。
ネイティブ広告の種類④プロモートリスティング型
プロモートリスティング型は、主にECサイトの上部に表示されている広告のことを指します。検索結果の1ページ目の一番上など、目につきやすい位置に広告が表示される点や、ペイドサーチ型のように検索ワードに合わせて広告を表示できる点がメリットです。
まとめ
一言でネイティブ広告とは言ってもさまざまな形態、特徴があります。広告主側からすると、レコメンドウィジェット型やインフィード型に広告を出したい、と単体で考えるよりは、費用対効果を考慮し、もっと広い視野で出稿先を選んでいます。また、ネイティブ広告はデザインやコンテンツとの親和性によって大きく効果が変わります。自社メディアで導入しているネイティブ広告がその効果をしっかりと発揮できているかチェックすることがメディアでの広告運用には大切です。
- オウンドメディア運用における目的は?目的別の指標をおさえよう
- クッキーレス時代に向けて。コンテンツ制作において必要な戦略とは?
- ポストクッキー時代に注目の「ゼロパーティデータ」とは?1stパーティデータとの違いとメリット