『KOL』『KOC』とは? フォロワー数に惑わされないインフルエンサーマーケティング

『KOL』『KOC』とは? フォロワー数に惑わされないインフルエンサーマーケティング

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『KOL』『KOC』という言葉を知っていますか?『KOL』『KOC』中国で話題のインフルエンサーマーケティング用語です。フォロワー数は、インフルエンサーマーケティングやSNSマーケティングにおいて重要な指標として考えられていますが、過去の記事(インフルエンサーマーケティングの注意点! ~フォロワー数の水増し問題~)でも解説した通り、フォロワー数にこだわると効果的なマーケティング活動につながらないケースも出てきます。『KOL』『KOC』を理解し、今後のマーケティング活動に取り入れてはいかがでしょうか。

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『KOL』『KOC』の意味、『KOL』と『KOC』の違い

『KOL』と『KOC』の違いについて見ていきましょう。『KOL』も『KOC』も、中国におけるインフルエンサーマーケティング用語です。一昔前は、『KOL』中心のマーケティング活動が盛んでしたが、最近では『KOC』にも注目が集まっています。

『KOL』とは?『KOL』と芸能人との違い

『KOL』とはKey Opinion Leader(キーオピニオンリーダー)の接頭語で、特定の分野において専門的な知識を持ち、特定のコミュニティに対して強い影響力を持っている人物のことを指します。。『KOL』も芸能人同様フォロワー数は多い傾向にありますが、フォロワーの層が異なります。SNSユーザが誰でも知っている芸能人やトップアーティストは、ジャンルを問わず幅広い層のフォロワーに支持されています。『KOL』は誰にでも知られているような存在ではなく、特定の専門分野に関心があるフォロワーに支持されているのです。

『KOC』とは?『KOL』 との違い

『KOC』とはKey Opinion Consumer(キーオピニオンコンシューマー)の接頭語で、特にレビューサイトで影響力を持つ人物です。フォロワー数は、『KOL』 と比較して少ない傾向にありますが、消費者視点で商品・サービスを使い込み、その特性を的確なメッセージで広め、購買意欲を掻き立てる役割を果たします。

『KOL』『KOL』と『インフルエンサー』との違い

『インフルエンサー』は英語の「Influencer」が由来の言葉で、中華圏以外で一般的に使われている概念です。『インフルエンサー』は世の中に影響力を持つ人全てを指しますので、芸能人やトップアーティスト、『KOL』『KOC』まで全て含みます。

『KOL』と『KOC』のマーケティングにおける区別と使い分け

フォロワー数の多い『KOL』は、商品・サービスコンセプトを多くのユーザにリーチしたい場合に使うケースが多いです。芸能人やトップアーティストを起用した場合でも多くのユーザにリーチすることは可能ですが、『KOL』を起用することでよりターゲットを絞ることができます。『KOC』は、商品の購買やサービス利用を促進するため、商品・サービスの特性や使い勝手をわかりやすい言葉でユーザに届けたい場合に起用するケースが多くなります。コストは一般的に『KOL』>『KOC』となるため、予算と合わせて検討し、マーケティング活動に取り入れましょう。

まとめ

フォロワー数の多い『KOC』を起用すると多くのユーザにリーチすることができますが、商品やサービスのターゲットユーザが明確である場合、その分野に特化した『KOC』を複数起用することで的確なメッセージをターゲットユーザに届け、購買意欲を掻き立てることも可能です。中国では日本よりもインフルエンサーマーケティングが進んでおり、『KOC』や『KOL』以外にも様々なマーケティング用語が存在します。日本のマーケティングトレンドを先読みできる可能も出てくるため、海外トレンドにも興味を持ってみてはいかがでしょうか。

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