高いCV率を獲得するために! データフィード広告の活用ポイントとは?

ハウツー
データフィード広告は、自社の商品データなどの管理情報を効率よく活用できるマーケティング手法です。ユーザニーズに合わせた自社広告を、効率的に配信できるため、多くの企業から注目を集めています。ただし、思いどおりの成果につなげるには事前に活用ポイントを押さえておく必要があります。高いCV(コンバージョン)率が期待でき、今後も成長が予測されるデータフィード広告の基礎知識と活用ポイントについて紹介します。
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データフィード広告とは?
データフィード広告は、ユーザが閲覧しているWeb上の画面に合わせて自動的に表示される広告の一種です。
「データフィード」とは「データを供給する」という意味で、自社のデータベースに格納されているデータをGoogleやYahoo!、Facebookといった配信先のフォーマットに合わせて自動変換し、広告として表示する仕組みになっています。
データフィード広告では、ユーザの閲覧、購入などの履歴データをもとに広告が表示されます。細かくパーソナライズされた広告を配信できるため、ユーザの興味を引くことが可能となるのが特長です。画一的、偶発的に表示される広告とは違い、ユーザが見ている画面にマッチした広告をリアルタイムで配信できます。このため、効率的かつ効果が高い広告として、マーケティングに欠かせない手法のひとつとなっています。
大きく分けて2種類あるデータフィード広告
データフィード広告は大きく分けると、「ディスプレイ型データフィード広告」と「検索連動型データフィード広告」の2種類があります。「ディスプレイ型」はWebサイトのような広告枠に、「検索連動型」は検索結果の画面上に広告が表示されます。それぞれ、代表的な広告形態として以下のようなものが挙げられます。
1.ディスプレイ型データフィード広告
- Google動的リマーケティング
- SmartNewsダイナミック広告
- Facebookダイナミック広告
- バーティカルメディア
- Google ショッピング広告
2.検索連動型データフィード広告
データフィード広告のメリット・デメリット
データフィード広告は、企業や業態の種類によらず、幅広く活用されている手法ですが、そのメリット・デメリットにはどのようなものがあるのでしょうか? 順番に見ていきましょう。
データフィード広告のメリット
データフィード広告のメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
- 自社データを有効活用できる
すでに自社で保有されているデータを、広告配信に生かすことができます。 - 商品在庫と連動した広告を自動で表示
商品在庫と連動されることで、確実かつ、きめ細かな施策を最小限の労力で行えます。 - さまざまなデバイスへの対応が容易
出稿先のフォーマットに合わせて自動で最適化されます。 - ユーザごとにカスタマイズが可能
ユーザの興味に合わせて広告が表示されるため、ピンポイントで訴求することができます。 - 広告コストを抑えられる
クリック単価が比較的安価であるにもかかわらず、高いCV率を期待できます。また、データ変換にかかるコストも抑えられます。
データフィード広告のデメリット
このようにデータフィード広告には数多くのメリットがありますが、その一方で以下のようなデメリットがあることも忘れてはいけません。
- 定期的なメンテナンスが不可欠
導入後の状態のまま放置していると、広告効果が低下していきます。効果的に運用していくには、随時、メンテナンスを実施していく必要があります。 - 効果測定、適切な分析・対策
一定以上の広告効果を維持していくには、効果測定を行い、適切な方法で分析をしたうえで対策を講じていく必要があります。
データフィード広告を成功させる秘策とは?
続いては、データフィード広告を成功させるためのポイントについて紹介します。データフィード広告を成功へと導いていくには、ターゲットの設定やデータフィードの最適化といった、ある意味、広告マーケティングの王道的な運用・管理を行わなければなりません。
こういったシステムを自社で構築するには、ある程度の初期コストがかかります。また、専門的な知識を持った担当者も配置しなければなりません。状況によっては、外部サービスを活用しながら、より効率的に運用する方法を探っていく必要もあるでしょう。
ただし、「自社商品の強みは自社が一番よく知っている」ということに注意しなければなりません。外部業者に丸投げするのではなく、定期的に自社でも分析結果を検討し、広告効果を常に注視していくことがデータフィード広告を成功へと導くポイントです。
まとめ:現代のマーケティング戦略に欠かせないデータフィード広告
データフィード広告は、「企業が持つデータ」を「広告」として自動的に供給できるシステムです。最小限の負担で大きなベネフィットを得られる可能性がありますが、「導入して放置する」だけでは成功につながりません。外部サービスを効果的に活用し、その効果を正しく検証しながら、継続的に運用していくのが基本です。これらのポイントをよく理解しておけば、データフィード広告の魅力を最大限に発揮させることができます。
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