Webビーコンとは?上手に活用してサイト改善に役立てよう!

トレンド

インターネットの世界では、外部サーバにアクセスしている人の情報を取得できる「Webビーコン」が、さまざまな用途に活用されています。そこで今回は、Web広告やWebサイトの改善に役立つWebビーコンについて解説します。アクセス解析ツールや広告などに利用されているWebビーコンとは、一体どのようなものなのでしょうか。

Webビーコンとは?

Webビーコンとは、Webページに埋め込まれた小さな画像のことで、WebサイトやHTMLメールを閲覧した際に、ユーザのアクセスデータを他のサーバに送信する仕組みを持っています。例えば、HTMLメール内に「小さな画像ファイル」を表示する記述を入れておくと、その画像がサーバから読み込まれることで、「ユーザが電子メールを開封した」という情報を得ることができます。

似たような機能としてはCookieが挙げられます。Cookieとは、ブラウザとWebサイトの間で送受信される認識票(テキストデータ)のことです。例えば、Webサイトを訪問した際に、各種情報をCookieとしてパソコンに保存しておくと、再訪問した際にCookieのデータをパソコンからWebサイト(Webサーバ)へ送信することが可能となります。こうすることで、同じ端末からの訪問だと認識でき、自動ログインなどの機能を実現できるようになります。なお、ブラウザの設定変更により、Cookieの送受信を拒否したり、Cookieを読み書きする際に警告を表示したりすることも可能です。

Webビーコンが収集している情報は?

Webビーコンは、HTMLにタグを埋め込むことで、サイトを訪問したユーザの情報を取得します。このような方法でアクセスログを取得する形式を「ウェブビーコン型」と呼びます。アクセス数の集計、サイトが送信したCookieにアクセスしたユーザか否かなどを認識できます。

このほかにも「サーバログ型」や「パケットキャプチャ型」などのアクセス解析形式があり、「Webビーコン型」を含めると、大きく分けて3つのタイプに分類できます。「サーバログ型」はユーザが閲覧した情報をサーバに記録するタイプ、「パケットキャプチャ型」はデータ(パケット)を収集して記憶させるタイプとなります。

Webビーコンが使用されているサービスとは?

アクセス数の集計などの目的で、画像ファイルをWebビーコンとして利用している場合がよくあります。Yahoo! JAPANでは、アクセスしたユーザ数の集計やCookieにアクセスしたユーザを認識するために、Webビーコンを活用しています。

また、多くのWebサイトに導入されている「Google Analytics」もWebビーコン型のアクセス解析ツールです。Google Analyticsを利用すると、サイトを訪問したユーザの数、各ページを閲覧したユーザの数、滞在時間、ユーザの属性など、数多くのアクセス情報を得ることができます。

これらのほかにも、企業のWebサイトやHTMLメール、画像を含む広告などでWebビーコンが活用されており、サイトの改善や企業の販売戦略に一役買っています。

また、ITP(Intelligent Tracking Prevention)対応の一環として、Webビーコンが利用されている場合もあります。ITPはCookieを使ったトラッキングを防止する機能で、バージョン11.0以降のSafariに搭載されています。この場合、サイト間をまたいでユーザの行動を追跡するCookieの情報が24時間で参照できなくなります(ただし、ログイン目的の場合は30日間保持)。WebビーコンはCookieを利用しない情報取得手段となるため、最新のSafariでも制限なくユーザの動向を収集することができます。

Webビーコンを活用してユーザの属性を知り、サイトに役立てる

Webビーコンは、Google Analyticsをはじめ、さまざまな用途に活用されています。サイトの改善を図るには、どのようなユーザが、どのくらいの頻度で訪れ、どういった記事や広告を閲覧しているかを知っておく必要があります。Webビーコンを活用すると、ITPに制限されることなくユーザの趣向を収集できるようになり、今後のビジネス戦略に役立てることが可能となります。