ネイティブADのCTRはタイトル次第で大きく変わる!? 広告タイトルがCTRに与える影響

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セール情報やキャンペーン情報を配信する一般的なバナー広告では、期間や割引率の情報がクローズアップされ、ユーザの目を引くような工夫をし、集客からCV(コンバージョン)につなげます。一方、記事下や、記事一覧の記事間に配信されるネイティブAD(ネイティブ広告)は、読み物を中心としたブランド認知や商品紹介が中心となっており、画像データもさることながらそのタイトル付けが非常に重要です。広告タイトルの付け方でどの程度CTRに変化があるのかを検証してみました。
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ネイティブADの構成要素
以下の画像はサンプルのレコメンドウィジェット枠です。赤枠部分で広告を配信しています。一般的なネイティブ広告の要素は以下通りです。
【ネイティブADの構成要素】
- サムネイル画像:テキスト広告の場合、省略される。ウィジェットによってトリミングされる。
- 広告タイトル:必ず表示される
- 広告主(提供元)名:必ず表示される
- 広告説明文(無いケースも多い)
構成要素の中では、サムネイル画像が視覚的効果に優れ、広告の内容を瞬時に伝えることができるため、CTR(クリック率)に与える影響が大きくなると言われています。しかしながら、ウィジェット枠の大きさによっては目立たない場合もあり、テキストリンクの場合は配信自体されません。今回は、各広告で必ず配信される広告タイトルがCTRに与える影響について注目したいと思います。
タイトル変更だけでCTRは変わる?
Web広告は、広告をクリックした際の遷移先が同じLP(ランディングページ)でも、サムネイル画像や広告タイトルを複数用意し、それらを組み合わせさまざまなWebサイトに配信するケースはよくあります。下記の表はサムネイル画像のみを固定し、広告タイトルのパターンを変えて3種類の広告として配信した際のCTRをまとめたものです。
※CTRは実測値ではなく、No.1を1.00とした場合の比率を表しています。
タイトルNo.3には季節性を考慮したニュースでもよく取り扱われるキーワードが入っています。ほかのタイトルにはそのようなキーワードを用いず、一般的な商品・情報PRのタイトルとなっています。30以上のWebサイトに対して、各パターン10万回以上の配信を実施しました。結果の通り広告タイトルを工夫するだけで、CTRに大きな変化があることがわかります。自社商品・情報の特長からタイトルを付けていくよりも、季節性やトレンドを考慮したユーザ目線のタイトルを付けたほうがCTRの向上につながると言えるでしょう。
【広告タイトル付けのポイント】
- 配信先が決まっている場合は、配信先のコンテンツタイトルを意識する
- 広告内容のアピールポイントではなく、ユーザメリットを意識したタイトル付けを行う
- トレンドや季節性を考慮したキーワードを含めて、効果測定・改善を繰り返す
まとめ
ネイティブADのCTR改善には画像だけでなく、テキスト情報も非常に重要な要素であることがわかりました。配信効果の悪いネイティブADについては、画像やタイトルの見直しを行うことでCTR向上が見込めますので、世間に注目されていたり、季節性があったりするキーワードを考慮してタイトルを付けましょう。
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