テキストメールとHTMLメールどちらの効果が良い? メールマガジン(メルマガ)の開封率・クリック率における比較と効果改善ポイント

ハウツー

電子メール(Eメール)を使って定期的にユーザへの情報を発信するサービスがメールマガジン(メルマガ)です。最近では、ユーザコミュニケーションをFacebook、Twitter、Instagram、LINEなどのSNSで実施するケースも多く見られますが、リテンションマーケティングの重要性が広がり、既に多くの会員と接点のあるメールマガジンの価値も見直されています。今回は、メールマガジンの種類(テキストメール・HTMLメール)により開封率・クリック率などの効果にどの程度影響があるのかを比較検証します。

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テキストメールとHTMLではどちらの効果が良い?

そもそもメールマガジンとは?

メールマガジン(メルマガ)とは、サービス運営者(企業・個人)からユーザ・ファンなどの読者に対して定期的に配信される一斉メールで、多くはサービス利用時やアンケート回収時に購読登録されます。Facebook、Twitter、Instagram、LINEなどのSNSが普及した現在においても、ほぼ全てのユーザが保有しているメールアドレスに対して、サービス提供者が直接コンタクトを取れるメールマガジンは、リテンションマーケティングの手段として非常に有効であるといえます。

(リテンションマーケティングについては、こちらの記事『リテンションマーケティングに取り組もう! ~準備編~』を参照してください。)

メールマガジンの主な形式はテキストメールとHTMLメールの2種類

サービス提供者が配信するメールマガジンにも形式があり、現在主に利用されているのはテキストメールとHTMLメールの2種類になります。

【テキストメール】

文字通りテキスト情報のみで構成されるメールです。見出し~挨拶文から始まり、メイントピックやその他お知らせ情報をテキストのみで表現し、Webサイトへの遷移はURLを直接記述されるケースが多いです。メリットは、PC・スマホ・タブレットという画面サイズが異なるデバイスに対しても画面レイアウトを気にすることなく配信できること。デメリットは、文字情報だけになるので各トピックスに強弱がつけにくくなることや画面のスクロール量が多くなることが挙げられます。

 

【HTMLメール】

HTMLメールは、メール画面全体をHTMLを使ってデザインすることができるメールです。メリットは、Webサイトへの遷移を画像リンクや文字リンクで表現することができ、メールマガジン全体をコンパクトにメリハリを持たせたデザインに仕上げることができます。デメリットは、閲覧デバイスによってはレイアウト崩れを起こす可能性があることとHTMLの知識を持った運用担当が必要になることです。

テキストメールとHTMLメールで配信テストを実施! 開封率・クリック率はどちらが高い?

テキストメールとHTMLメールの開封率・クリック率の比較検証するため、コンテンツマッチングサービス『とりもち』のメールマガジンで時期を分け、配信実験をしました。

mail-m.png

配信数・開封率・クリック率で比較

配信実験結果は、以下の通りです。

実施時期 配信数 開封数(率) クリック数(率)
テキストメール 2018年7月 1,304 176(約13.5%) 18(約1.4%)
HTMLメール 2019年1月 2,328 681(約29.2%) 129(約5.5%)

 配信数は、各時期における獲得リードの関係上差が出ています。注目すべきは、開封率とクリック率に大きな差が出ている点です。やはりHTMLメールは、ファーストビューで内容を把握することができ、興味があればWebリンクをクリックしてもらいやすい傾向にあるといえます。同じHTMLメールでも画面スクロール数の多いメールマガジンでは結果が変わってくると考えられます。いかに短いスクロール数で必要なトピックを掲載できるか・伝えられるかが開封率・クリック率向上につながるといえるでしょう。

メールマガジンも工夫次第で効果向上がまだまだ見込める

今回は、メールマガジンにおけるテキストメールとHTMLメールのメリット・デメリットを解説するとともに、実際に2つの形式のメールマガジンを配信し結果を比較してみました。メールマガジンはほとんどの企業で導入され、安定稼動していますが、配信形式を変えるだけでも読者にインパクトを与えることが可能です。SNSによるユーザコミュニケーションの促進と合わせてメールマガジンの運用を見直してみてはいかがでしょうか?

勇気を持ってHTMLメールでのメールマガジン運用を試してみよう!

これまで安定稼動していたメールマガジンの運用を見直すのはなかなか勇気がいると思います。閲覧デバイスが多様化し、スマホユーザが多いサービスでは画面スクロール数などユーザへの負担を極力減らし、魅力あるコンテンツを届けることが重要です。効果改善のひとつの施策としてHTMLメールを検討されてはいかがでしょうか?

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