検索結果に表示されない悪夢? Googleペナルティの原因と対策を徹底解説!

ハウツー
ある日突然、検索サイトからのユーザの流入が止まってしまったら、それはGoogleペナルティの対象になっている可能性があります。商品やサービスを探す消費者の8割が検索サイトを利用する時代に、検索結果から消えてしまうということは、商用サイトにとってまさに死活問題です。Googleペナルティは何が原因で適用されてしまうのでしょうか? また、Googleペナルティの対象となった場合、その確認はどうすればよいのでしょうか? ここでは、Googleペナルティの基礎知識と対策方法について解説します。
こちらもオススメ
- YMYLのこと知っていますか? メディア担当者が理解したいWeb用語
- 検索順位の監視・管理に効果大!サーチコンソールの設定方法と活用ポイント
- Googleアルゴリズム変更で順位が大変動? 何事にも揺らがないWebサイト運営に必要な考え方
Googleペナルティとは
Googleペナルティは、Googleが定める「品質に関するガイドライン」に準拠していない、あるいは違反していると見なされたWebサイトに対して課されるペナルティのことです。ある日突然、検索結果から消えてしまったり、検索結果の掲載順位が極端に下がったりする現象が起こります。
Googleペナルティが課せられると、検索サイト経由で訪問する人がいなくなるため、新規ユーザの集客ができなくなります。商品やサービスの提供に大きな影響があり、商用サイトにとっては事業への打撃となります。
Googleペナルティの原因、確認方法
ガイドラインに公表されているGoogleペナルティの違反内容としては、主に次のようなものが挙げられます。
- 文章(コンテンツ)を自動的に生成している
- 他のWebサイトからコピーした内容が大半を占め、オリジナルコンテンツがない
- 「隠しテキスト」や「隠しリンク」を使用している
- リンクプログラムに参加することで、不正に被リンクを増やしている
- ページの内容に関係のないキーワードが詰め込まれている
- 不正なリダイレクトを実施している
サイト運営者が気付かないうちに、これらのルールに抵触していたとしても、容赦なくGoogleペナルティが適用されるおそれがあります。
自社のWebサイトが検索結果に表示されなくなった場合に、Googleペナルティが課されているかどうかを確認する方法はそれほど多くありません。手動によるスパム対策を適用した旨を伝える警告メッセージが送信される場合もありますが、自動ペナルティでは何の連絡もなされません。
自社のWebサイトがGoogle Search Consoleに登録されている場合は、「手動による対策」を確認することで手動ペナルティを受けているかを判断できます。ただし、自動ペナルティは何も表示されないため、判断するのが難しいといえます。
Googleペナルティの種類
Googleペナルティには次のようなものが挙げられます。
手動ペナルティ
Googleの公式的な名称では「手動による対策」とされています。Googleのスタッフが直接サイトを巡回して、品質に関するガイドラインに違反しているサイトと見なした場合に、手動ペナルティが適用されます。インデックスから削除されるなどの厳しいペナルティになることが多いのですが、警告メッセージが送付されるため、どの部分がガイドラインに抵触しているかは知ることができます。
違反箇所を修正した後、再審査リクエストを送信すると、Googleのスタッフが確認し、早期にインデックス復活がなされます。リクエストを送らなくても、修正してから一定期間が過ぎるとペナルティは解除されます。
自動ペナルティ
自動ペナルティはGoogleのアルゴリズム(自動)によるペナルティです。警告メッセージがなく、Google Search Consoleにも表示されないため、自動ペナルティを受けたかどうかの判断は難しいといえます。また、手動ペナルティよりもペナルティの内容が軽いため、通常の順位変動と見分けにくい場合もあります。
このペナルティへの対処法は、自身でガイドラインを確認し、違反している箇所がないかを見つけて修正していくしかありません。該当箇所を修正しておけば、自動的に順位が回復していくはずです。
Googleペナルティへの対策、有効な手段
Googleペナルティの適用を回避するには、ガイドラインに沿ったサイト運営を心がけていく必要があります。具体的には、下記のような箇所について詳しくチェックしていく必要があります。
- 不自然なリンクを排除する
- キーワードを見直す
- コピーコンテンツがないかチェックする
- 隠しテキストを削除する
- SEOを見直す
- オリジナルコンテンツを充実させる
ケアレスミスが原因で、たまたまガイドライン違反の要素が紛れ込んでいる場合もあります。また、SEOのために良かれと思った施策がガイドライン違反とみなされる場合もあります。いずれにしても、ガイドラインの理解不足や不注意が原因となります。
良質なコンテンツを作成していくのは当然ですが、ペナルティを回避する適切な運営を行うには、自サイトの検索順位を常に把握しておき、異常を早期に発見することが大切です。
まとめ:Googleペナルティを理解し、ガイドラインに沿ったサイト運営を
まったく意図していないのに、不幸にもGoogleペナルティの対象となってしまう場合があります。不本意ではあっても、ガイドラインに沿った是正をしなければ検索順位は元に戻りません。
手動ペナルティであれば、すぐに気づくことができますし、修正後に再申請することで早期解決も可能です。しかし、自動ペナルティの場合は、運営者自身がペナルティを理解していないと対策が遅れてしまうおそれがあります。Googleペナルティについて知識を深めておくことが、万が一の場合の備えになります。相互リンクに注意するなど、日頃から自社Webサイトの内容に注意しておく必要があります。
こちらもオススメ