AIアシスタントは生活に浸透する? その種類と使い方を解説!

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AIアシスタントは、声ひとつで機器を操作したり、必要な情報やサービスを提供してくれたりするテクノロジーです。各社のスマートフォンに搭載されているほか、家電や自動車など、さまざまな場所で活用されています。サービスによって名称は異なりますが、内容的には「ほぼ同じ技術」と考えられます。今後も、さらに活用分野が広がっていくと予測されるAIアシスタントについて、基本的な知識とAIアシスタントの種類、できることについて解説します。

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AIアシスタントとは?

AIアシスタントとは、ユーザの要望を音声で認識し、リクエストに応える対話型のインターフェイスを指します。似たような機能をもつテクノロジーとしてチャットボットが挙げられますが、文字入力ではなく、音声認識により操作ができる点が大きく異なります。

現在、幅広いシーンで数多くのAIアシスタントが活用されていますが、その呼び名は多種多様です。「パーソナルアシスタント」、「バーチャルアシスタント」、「デジタルアシスタント」、「インテリジェントパーソナルアシスタント」など、それぞれの企業が別の名称を使っています。

AIアシスタントはパーソナル秘書的な役割を果たします。いまでは、モバイルデバイスやパソコンなどに、ごく当たり前に搭載されるようになりました。その草分け的存在としては、「Siri」や「Google アシスタント」などが有名です。

さらに、スマートスピーカーの登場により、AIアシスタントは「独立した電子機器」として生活に浸透しつつあります。冷蔵庫が在庫管理をしたり、レシピを答えたりするなど、各種家電でもAIアシスタントは広がりを見せています。

AIアシスタントで実現できること

AIアシスタントの機能は、大きく分けると「単体での機能」と「連携による機能」の2つに分類できます。

「単体での機能」は、主に情報系サービスの提供です。天気やニュース、交通情報、レストランの検索(位置情報)、タクシーの呼び出しなど、日常生活に必要となる情報を伝えてくれます。そのほか、音楽を再生する、見たいテレビのチャンネルを検索する、といった娯楽も声ひとつで提供してくれます。

「連携による機能」では、IoTに対応した家電やインテリア機材、セキュリティ機器などの操作が行えます。照明やエアコンのON/OFF、シャッターの開閉、施錠管理、出入口のスマートキー、ロボット掃除機などを操作することが可能です。

自動車との連携も可能で、盗難防止機能との連動、ライトのON/OFFなど、付加される機能の範囲は急速に広がっています。

AIアシスタントの具体的な活用例

AIアシスタントは「呼びかけ」で起動し、反応します。例えば、iPhoneやiPadの場合は「Hey! Siri」、Amazon Echoの場合は「Alexa」というように、決められたキーワードで反応します。もっと具体的に日常生活でAIアシスタントを活用した例を見ていきましょう。

AIアシスタントに「明日〇時に起こして」とリクエストすれば、その時間にアラームを鳴らしてくれます。朝の支度をしながら、最新のニュースや天気予報、交通情報を確認することもできます。さらに、その日のスケジュールもチェックできます。好みの音楽を再生しながら朝食をとり、出かける際にはAIアシスタントに施錠の確認を指示します。モバイル機器と連動させていれば、外出先からのセキュリティチェックも可能です。

料理中のように手が離せないときでもAIアシスタントを便利に活用できます。声だけでレシピを検索したり、離れた場所から各部屋のエアコンや照明、ロボット掃除機を操作したりすることが可能です。そのほか、業務時のメモやリマインダーを「自宅のAIアシスタント」と共有できるシステムがあれば、いちいち端末を取り出す必要もなくなります。

AIアシスタントは生活の利便性を高めてくれるサポート役として、「日常生活になくてはならないもの」となりそうです。

AIアシスタントの種類は?

AIアシスタントは多様な形状で次々と登場し、生活に溶け込んでいます。スマートフォンアプリやスマートスピーカーをはじめ、ウェアラブルデバイスやスマートロボットのように「目に見えやすいもの」もありますし、自動車や機器類に「組み込まれているもの」も増えてきています。

現在、実用化されている代表的なAIアシスタントには以下のようなものがあります。

Google アシスタント(提供:Google)

Google社が提供。音声だけでなくキーボード入力にも対応し、サードパーティ技術の付加によりアシスタントの機能を強化できるという特長もあります。

Apple「Siri」(提供:Apple)

iOS、macOS、watchOS、tvOS向けのAIアシスタント。Siriとは「Speech Interpretation and Recognition Interface」の略で、スマートフォン向け音声アシスタントの草分け的存在として有名です。

Amazon「Alexa」(提供:Amazon)

Amazon Echo、Echo Dotに搭載されているAIアシスタント。現在はFire TV Stickといった、他製品との連動も強化されています。ネットショッピングのカート機能、多様性があります。

LINE「LINE Clova」(提供:LINE)

SNSサービスのLINEが開発したAIアシスタント。Clova FriendsやClova WAVEなど、インテリアを重視した多彩な対応商品を展開しています。

トヨタ自動車「KIROBO mini」(提供:トヨタ自動車)

トヨタが開発したAIロボット。自動車と連携し、施錠やライトの消灯、ガソリン残量などを確認できます(2018年12月に販売を終了)。

マイクロソフト「Cortana」(提供:マイクロソフト)

Windows 10以降のOSに搭載されているAIアシスタント。音声による検索が可能で、Bing検索エンジンを使用し、Microsoft Edgeに検索結果が表示されます。

まとめ:近未来の生活を現実のものとする「AIアシスタント」

以前はSF映画にしか出てこなかった「声だけで生活できる時代」が到来しようとしています。「スマートホテル」や「スマートマンション」など、AIアシスタントが組み込まれた宿泊施設、賃貸サービスもすでに登場しており、注目を集めています。社会の流れは総合的なユニバーサルデザインへと向かっていますが、AIアシスタントはそうした方向性ともマッチする技術です。音声認識テクノロジーが劇的に進化し、人工知能の精度が日々高まっている現在、自宅でも、職場でも、車内でも、AIアシスタントによる生活サポートが当たり前となる日が近づきつつあります。

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