出現率の高いワードをねらえ! 関連キーワードを正しく設定して検索結果の上位表示を実現

ハウツー
検索結果の上位表示争いが激化した結果、単にターゲットキーワードを詰め込んだだけのWebサイトは評価されなくなってきました。現在の検索エンジンは「コンテンツ内容の深さ」を重視しているため、意味のないキーワードの羅列はスパムとして排除されかねません。そこで注目したいのが「関連キーワード」の活用です。ここでは、関連キーワードの基礎知識と重要性、適切なワードを探すツールについて紹介します。
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関連キーワードとは?
関連キーワードは、「現在、検索しているキーワード」と関連性が高いとされるキーワードのことを指します。例えば「東京都」をキーワードに検索した場合、「東京都 地図」、「東京都 23区」「東京都 市」「東京 面積」などが関連キーワードとして検出されます。そのほかにも「都庁」「〇区」「人口」といった「一緒に検索されやすい語句」が関連キーワードとなります。
Googleで検索した場合は、画面の最下部にある「△△に関連する検索キーワード」という部分に関連キーワードが表示されます。Yahoo!の場合は、画面の上下に「虫眼鏡のマーク」に続いて関連キーワードが表示されます。そのほか、ブラウザや検索エンジンのオートコンプリートによる表示でも関連キーワードを確認することができます。
関連キーワードとなるのは、実際に検索される機会が多い(出現率の多い)ワードです。ユーザが検索する際に絞り込みやすいように、文字入力を補完する役割も担っています。
SEOにも役立つ! 関連キーワードの仕組みと重要性
関連キーワードは、検索者が「キーワードと一緒に入力する頻度の高いワード」です。ただし、GoogleとYahoo!では表示される仕組みが異なっているため、多少の違いが出てきます。
Googleの関連キーワードは、「Webページ上にある出現頻度の高いワード」を関連キーワードとして表示しているようです。それに対してYahoo!の関連キーワードは、「一定の期間内に頻繁に使われているワード」を関連キーワードとして位置付けているようです。
Webサイトの評価を考えた場合、単純に「ターゲットキーワードの数」を増やすだけでSEO効果を上げることはできません。むしろ、同じキーワードをしつこく配置しただけでは、スパム扱いされてしまうおそれがあります。かつては、「ターゲットキーワード数の多さ」による有効性がある程度は認められていましたが、現在はキーワードだけを詰め込んでも評価されにくい時代になっています。
検索結果の上位に進出するためには、ユーザが求めている「質の高いコンテンツ」を制作することが重要となります。ターゲットキーワードに関連するキーワードでコンテンツを構成していけば、ユーザが知りたい内容が豊富にそろったWebサイトであると判断されます。つまり、「関連キーワード」を適切に活用することが、検索結果の上位進出につながるのです。
関連キーワードはどうやって調べる?
では、ターゲットキーワードに関連するワードはどのように調べればよいのでしょうか? 関連キーワードを手軽に調べる方法としては、以下のようなものが挙げられます。
- オートコンプリート機能を利用する
- 調べたいワードで実際に検索を行い、「△△に関連する検索キーワード」(Google)、「虫眼鏡のマーク」(Yahoo!)を確認する
- 専用ツールを利用する
実際にGoogleやYahoo!で検索して表示される関連キーワードを確認する方法もありますが、もっと効率よく有効性の高い関連キーワードを調べたいのであれば、専用ツールを利用するのがおすすめです。よく知られているツールとしては、「関連キーワード取得ツール」や「Googleサジェストツール」のほか、Google AdWordsの利用者向けに提供されている「キーワードプランナー」などがあります。
関連キーワード検索ツールの紹介
参考までに、代表的な関連キーワード検索ツールをいくつか紹介しておきましょう。気になった方は、関連キーワードを探すときに利用してみてください。
関連キーワード取得ツール(提供:株式会社シンクラフト)
https://www.related-keywords.com/
「Googleサジェスト」、「教えて!goo」、「Yahoo!知恵袋」をサポートしているツール。キーワードが一覧表示され、一般ユーザがどのようなワードに興味を持っているかを、ひと目で確認できます。
KOUHO.JP(提供:アイスタイル株式会社)
「Amazonサジェスト」、「楽天サジェスト」、「Bingサジェスト」、「はてな連想語」、「Twitter共起語」をサポートしているツール。ショッピングやSNSといった場面で、ユーザに密接したキーワードを確認できるため、今後のトレンド予測にも役立ちます。
Goodkeyword(提供:個人サイト)
「Google/Bingサジェスト」、「Googleサジェスト」、「マルチサジェスト」、「楽天サジェスト」、「Google Playサジェスト」をサポートしているツール。販売のような業種によって使い分けられるのが便利です。またGoogleトレンドの動向もあわせて見ることができます。
まとめ:効果の高い関連キーワードをちりばめてSEO強化につなげる
ページビュー(PV)を増やすには、検索結果の上位表示を目指さなければなりません。ターゲットキーワードにのみ頼る方法は、SEOの観点から見て「絶対」とはいえなくなっています。現在の検索エンジンは「コンテンツの内容の優劣」を見極めて検索結果に反映させています。ユーザが求めているコンテンツとして評価されるためには、関連キーワードを効果的に活用していく必要があります。ターゲットキーワードを補完するワードの発見が、Webサイトの閲覧数を上昇させてくれるはずです。
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